先日登山家の戸高雅史氏をオフィスにお招きし、 「一瞬の無限」というテーマで講演をしていただきました!
ヒマラヤやチョモランマ等に、単独しかも無酸素で挑戦した戸高氏。 その過酷で魅力的な山でのエピソードの数々が、とても衝撃的な内容でした。
高度2,000M以上の高峰の登山となると、 酸素不足による高山病などになるため酸素ボンベが必要なのですが、 無酸素で挑戦する戸高さんの場合は、身体を山の高度に慣れさせながら登っていきます。
驚いたのが、山に身体を順応させていくのはとても時間がかかるということ。 1つの山の頂上を目指す為に、上ったり下ったりを何ヶ月もかけて行い、 徐々に徐々に身体を慣らしていく。
時間をかけてでも、頂上にたどり着きたい。 その想いがひしひしと伝わりました。
さらに、高度8,000M以上のデスゾーンと呼ばれる、 生と死の間で起こった極限状態での感覚のお話も。
スポーツの世界でも超集中状態のことを”ゾーンに入る”という言葉でいい表しますが、 自然の中でも同様に、ゾーンに入ると五感の感覚が研ぎすまされ、 自然と共感共振し一体化するような感覚になるそうです。
そのような自然を感じている中で、ふと降りてきた曲も披露していただきました。 山々の自然のスライドショーと、戸高氏の奏でる歌とウクレレとジャンベがとても心地よく、 オフィスがまるで高度5,000mの大自然に囲まれている様な雰囲気に包まれました!
最後に代表伊藤からの問いに各自自問しました。 「今、この瞬間を生きていますか?」
この瞬間瞬間を一生懸命、噛み締めて生きていきたいですね。
生き方について、とても考えさせられる講演となりました。 戸高雅史さん、ありがとうございました。